トップページコラム:教育家族から生活家族へ> 第1回 乳幼児期とは「ヒトから人間になる」時代

第1回 乳幼児期とは「ヒトから人間になる」時代

以下の文章は風土社発刊 チルチンびと31号
論)教育家族から生活家族へ/広木克行 の文章を転載しております。
以下の文章の著作権は㈱風土社に属します。

人間は他の動物に比べて、はるかに未熟な状態で生まれてくると言われています。

生まれたばかりの人間の子どもは、人間以外の動物に育てられると人間以外の生き物に似せて成長することが出来るほどに未完成で、柔軟な存在です。
つまり動物であるヒトの子どもが人間の子どもになるうえで、乳幼児期は非常に重要で、独自な時期だといえます。

私はこれを植物の生長のイメージを借りて、説明しています。
植物というのは、値から育ちが始まり、根が自力で水分や養分を吸い上げることが出来るようになるまで、発芽はしない。
しかし、目に見えてない土の中で根は着実に生長していて、しばらくすると芽を出し、葉をつけ、やがて花や実を実らせていく。「命ある全てのものには育つ順番がある」ということなのです。

乳幼児期とは、ちょうどこの目に見えない「根」を地中に延ばす時期だと思います。