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第8回 「生活家族」を取り戻す家作りを

以下の文章は風土社発刊 チルチンびと31号
論)教育家族から生活家族へ/広木克行 の文章を転載しております。
以下の文章の著作権は㈱風土社に属します。

子どもが自分の存在感を感じられるような「生活家族」を取り戻す家造りが、これからますます大事になってくると思います。

家の形から考えると居間というのは、その意味で決定的に重要な空間でしょう。
お父さんが新聞を読んだり、お母さんが編み物をしたり、子どもたちはテレビを見ていたりと、それぞれが別のことをしてもいい。
時々声を掛け合う程度でいいのです。
家族が同じ空間でで一緒に時間を過ごし、お互いの存在を感じることが大事なのです

子ども部屋を設けるのは、少なくとも「つの付く時代」を過ぎてからの方がいいと思います。
子ども部屋で過ごす時間が長くなって、家族が顔を合わせるのは食事の時だけになってしまえば、親子関係を断ち切ることになるからです。

食事を取る部屋もテーブルと椅子ではなく、できればちゃぶ台のようなものを囲んで、床に座って食べるのがいいと思います。
そのほうが幼い子も自由に動けるし、家族がふれあいやすい場になる。
そして夕食後は、子どもに食器洗いを手伝ってもらうのもいいでしょう。
「ありがとう。おまえがいてくれて、うれしいよ」と声をかけてあげれば、子どもたちはきっと喜ぶはずです。
家の中での仕事を一緒に分かち合うことで、子どもは自分の役割を感じることが出来るのです。