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第10回 親たちの井戸端会議は大人と出会う場になる

以下の文章は風土社発刊 チルチンびと31号
論)教育家族から生活家族へ/広木克行 の文章を転載しております。
以下の文章の著作権は㈱風土社に属します。

「3歳までは母親の手元で育てた方がよい」という”3歳児神話”がありますが。
核家族化が進み母親が孤立しがちな中では、これにも限界があります。
むしろ早くから保育園に通って、子育てのプロと手をつないだ方がいいと思います。

親たちの井戸端会議も、母親の孤立をなくす上で非常に大事です。
親同士でお互いに子育ての不安を言ったり、冗談で笑い合ったりしながら、励ましている場があれば、お母さんたちはどれだけ救われることでしょう。
こうした場を今、地域で作るのは難しいかもしれませんが、保育園や幼稚園の保護者会は、親が子育てについて交流し学び合う場としても生かして欲しいと思います。

親が集まれば、子どもも自然に友達が出来て、群れて遊ぶようになります。
自分の絵家だけで過ごすのではなくて、友達の家を行き来して、いろんな家族と交流しながら育っていく。
そんな経験も子おどもに味あわせてあげたいですね。
「子どもたちがお互いにお泊まりの出来るような家」「人が訪ねて来やすい家」というイメージで、家作りを考えても良いのではないでしょうか。

親たちが繋がることは、子どもが親以外の大人と接する経験にもなります。「○○くんのお父さんは恐そうだから、近づかないようにしよう」といった具合に、大人と接する時の知恵も身につけていく。親子は逃れられない「垂直の関係」ですが、友達の親という、いわば「斜めの関係」を経験することで、親との関係を調節するすべを、子どもは身につけていくのです。